Elgato Game Capture 4K Xをライブ配信用OBSに設定するメモ

配信

これまで、キャプボはAVerMedia GC553G2をはじめ、AVerMedia製品で統一してきました。

ちょっとした事情により、Elgatoの4K対応キャプチャーボードである、4K Xを購入しました。

Game Capture 4K X
4K Xはゲームキャプチャの最高峰です。 HDMI 2.1を装備した、elgato史上最もパワフルなUSBキャプチャボードは、最新の作品を最高4K/144 fpsでキャプチャできるだけでなく、超低レイテンシーのVRRパススルーで、超なめらか...

ところがOBSに表示すると…

なんか暗い。

鏡音レンの鮮やかさが明らかに無い。

これでは、鏡音レン廃のごろうさんが泣いてしまう。

これはHDRまわりの設定が足りていないからっぽそうです。

というわけで設定内容のメモ。

前提ソフト・機器
・Windows 11
・OBS Studio v31.0.3
・Elgato Game Capture 4K X
・パススルー先のディスプレイがHDR対応であり、ソース(PS5/Switch2)もHDRを有効にしている
 (当然途中経路もHDR対応である)

映像キャプチャデバイスの設定

映像キャプチャデバイスとして、4K Xを設定すると、そのソースのプロパティはこんな感じ。

映像フォーマットを”P010″、色空間をRec. 2100(PQ)にしたいのですが、今は「任意」になっています。

これを変更するために、以下のおまじないをした上で、P010を選びます。

  • 映像/FPS タイプ:カスタム
  • 解像度:3840×2160(配信画質がFHDなら1920×1080を選んでも支障無い)
  • FPS: 最高FPS
  • 映像フォーマット: P010
  • 色空間: Rec. 2100 (PQ)

これでマシになりました。

HDRで配信をする場合

プレビュー表示がどうも暗い気がしますが、このままYouTubeでHDR対応配信をするとキレイになるのでご安心ください。

そのHDR対応配信のためには、以下の設定が必要です。

設定 > 出力 > 配信タブ

配信設定>映像エンコーダ: ~~ HEVC
 ↑赤枠で囲み忘れた…
エンコーダ設定>プロファイル: main10

(その他は自由です 真面目にYouTube向けの設定をしてないので気にしないでください)

設定 > 詳細設定

映像を以下のように設定するといいらしい。
カラーフォーマット「P010」、色空間「Rec. 2100」に設定するのがミソ。
(Rec.2100には2つあるがどちらかは好みらしい)

これでHDR配信ができます。

SDRで配信をする場合

しかし、上の配信設定をすると、ニコ生は画面が真っ暗になります。

私の主配信であるニコニコ生放送は、HDRには対応してないからです。

というわけでSDR配信のままでいくことにしました。

しかしPS5から出力されるHDR映像をSDRで配信するためには、小細工が必要です。

映像キャプチャデバイスにフィルタをかけます。

映像キャプチャデバイスをアクティブにした上で、「フィルタ」をクリック。
または「映像キャプチャデバイス」の右クリックメニューのかなり下にある「フィルタ」から。

「エフェクトフィルタ」のプラスマークを選び、
「HDRトーンマッピング (上書き)」を選びます。

名前はなんでもいいです。

トーン変換で、「SDR: maxRGB」を選びます。
(たぶんHDR: maxRGBもいいんだと思う 若干変わるけどよく分からない)

だいぶマシになりました。
(あれからテスト配信を経たのでメディアギャラリーの数が変わった)

テスト配信中に起きたトラブルと解決

そんな感じでHDR配信とSDR配信を反復横跳びしてたら、色々トラブルに直面したので、以下にメモっておきます。

設定弄ってたらニコ生に音は出てるのに画面が黒い

1.OBSの設定>詳細設定が変わっているんじゃないか?

ここの設定が一番大きく響くから要チェックだ。

または、エンコーダーが「HEVC」になっていないか?

ニコ生は「H.264」でないといけないぞ(2025.06.02時点)!

Switch(1)の画面を映すとビビッドになる

わーお。

Switch(1)はSDR出力なので、HDRの設定をしてるとこうなります。

回避策としては、HDRの設定を全部やめること。

映像フォーマット、色空間を指定せずに任意or規定にしてください。
(↓では色空間を明示していますが、「規定」でもよいです)

Switch1以外にもSDR出力しかできない端末はすべてこれが影響するので、
この設定を見直してください。

PS5がゲームによってビビッドになったりならなかったりする

PS5の設定>スクリーンとビデオ>映像出力 の、
HDRを「常にオン」にするとよろし。

対応時のみオン、だと、対応していないソフトや画面はSDRになってしまうので、上のSwitchみたいな対応が必要になるぞ。

むすび

今のところ気が付いた点はこんな感じ。

まだテストできてない部分があるので、今後もちょっとずつ調整していきます。

あと…Elgato製品は不安定とも聞くので、もし不安定になったらすぐAVerMediaのキャプボに戻します。

続報(2025.06.04) なんとセットした翌日に不安定になったので即戻しました。

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